「制作進行って聞くけど…制作進行ってなんだ?」
- 「興味のある会社の求人に制作進行ってあったけど具体的に何するんだ?」
- 「特別なスキルないけど映像業界に入りたい」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事ではそんな制作進行に興味があるという方のお悩みを、
アニメの撮影などの経験もしている現役テレビディレクターの観点から解決します。
具体的には
- アニメの現場における制作進行の仕事とは
- 制作進行の作業の流れ
- 制作進行に転職するためには
の順番にご紹介していきます。
制作進行とはなにかがわかる可能性が高いので、まずはご一読を!
アニメの現場における制作進行の仕事とは
アニメーションにおける制作進行の役割は非常に大きいものです。アニメーションが出来上がるまでにアニメーターだけではなく、監督や演出家などとのコミュニケーションを円滑に行うことも求められます。では転職して制作進行になりたいという方は、どんな知識や技術を身に着けておくとよいのでしょうか。
転職したいという方は、制作進行の仕事がどんなものかを知っておく必要があります。
制作進行とはその名の通り
アニメが一本できるまでの制作を進行するという仕事です
具体的な仕事の内容になると
- スケジュール管理
- 素材が上がったら受け取りに行く
- 出来上がった素材を次の箇所にわたしにいく
- 撮影スタッフやアニメーターをブッキングする
- 資料を用意する
- トラブルが起こった際には火消しに尽力する
- etc
と、多様な仕事を受け持つことになります。
アニメを作る上で制作進行がいなければ回らなくなる、いわば必須の職務になります。
制作進行がしっかりしている作品はそれだけで作品としての作業効率が圧倒的に上がるなどなど縁の下の力持ちとしての役割が求められます。
給料の割に激務
制作進行は作品にとって必須で、仕事内容も雑用のようなものから多岐にわたりますが
アニメの世界全般に言えることですが制作進行ももれなく給料が安いです。
原画やアニメーターよりはもらえるところも多いですが、決して制作進行だけでは羽振りがよくなるようなことはないのでステップアップが必要になってきます。
制作進行からのステップアップ
制作進行からのステップアップ先としてあるのは
制作デスク
制作進行の進化系のようなポジション。
制作進行を束ねたり予算管理をしたりするなど比較的余裕ができやすい。
制作デスクまであがると後輩をアゴで使ったりできるので自分の時間が制作進行時代よりも作りやすい。
制作プロデューサー
制作デスクのの更に進化系。
制作側を取り仕切る大ボスになります。
ここまでステップアップしてくれば薄給もだいぶ解消される事が多いです。
また制作プロデューサーまで昇進した場合は条件のいい会社に転職するのも手になります。
撮影
制作進行から何人か撮影にジョブチェンジをした人を見たことがあります。
管理をするという仕事から全く別の仕事ですが、AfterEffectsを駆使してアニメに動きを加えていく撮影にジョブチェンジして行く人もいます。
制作進行はドタバタと原画などを取りに行ったりすることも多いですが、撮影は基本的に座っての仕事なので肉体的な疲れは少なくなるために望む人も多いです。
AfterEffectsをそれなりに触れないといけないのがデメリットですが…
制作進行の作業の流れ
まず自分の受け持つアニメーションの作画をするアニメーターを集め、必要な資料などを渡します。
もし音響などとの打ち合わせが必要なのであれば、打ち合わせの段取りを行います。
こうして各部署がしっかり連携をとれるようにしなければなりません。
転職する際には高いコミュニケーション能力や、強いリーダーシップが必要になるでしょう。
知り合いの制作進行の方たちはかなり積極的に仕事をしている印象があります。
さらに出来上がった原画などを次の部署に渡すことや、作業を早く進めるよう催促することなども制作進行の仕事になります。
さらに監督や演出家などとのスケジュール調整、雑務も行わなければなりません。
かなりハードな仕事です。
激務だと嘆いている制作進行の友人も少なくありません。
制作進行に転職するためには
制作進行に転職するのはそれほど難しいというわけではありません。
人の出入りが激しいため、求人はたくさん見つかるからです。
もちろん私の経験上、映像やアニメの知識や編集技術などがあれば転職に有利にはなると思いますが、中にはゲーム業界やアニメ業界の未経験者でも歓迎するという求人もあるのでそれほどこだわらなくても良いでしょう。
将来的には制作進行からアニメの監督になったという話も聞くのであなたのやる気次第ではアニメの監督などになることも決して不可能ではありません。
制作進行に転職するためにはできるだけ条件のいい職場に行きたいわけですが、 マスメディアン でそのような転職先を見つけることが可能です。
有能なエージェントが自分の能力を見極めて十分に能力が発揮できる職場を紹介してくれるでしょう。
ポイント
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