『確定申告』ときいて、いい気分になる人はすくないことかと思います。
かくいう私もサラリーマンディレクターと副業での映像編集の仕事と複数種類の仕事をしているので確定申告の時期は憂鬱になります。
さて、副業やフリーランスで映像の仕事をはじめるとどうしても頭の片隅から離れなくなる毎月のお金の管理。
確定申告前に焦ってやるとドタつくのはわかっているのに日々の記録をまったくつけていない人も多いかと思います。
かくいう私も夏休みの宿題も8月31日大慌てでやるような子供でしたからまったく成長してないことになりますね…
この記事の内容は
会計ソフトって色々あるけど、導入して日々の記録をつけたいけど難しいことはよくわからん!
という人に向けて書いています。
税や経費などのことは別記事にまとめますのでそちらを御覧ください。
今回ピックアップするのは会計ソフトのことです。
私は今、Freeeで毎月の収入と経費を管理しているのですが他にもMFクラウドや弥生会計など他社製の会計ソフトなどを比較してみます。
がっつりと映像で何十万と毎月稼いでいる人は会計ソフトよりも税理士さんに丸投げするのも考えたほうがいいと思います。
さて、それでは現状の私の収益や状態を本業は映像ディレクターでWEBからテレビからいろいろとこなすサラリーマンである私が試行錯誤で学んだことになります。
もし、わからないことがなどありましたら、コメントなどでもお気軽にどうぞ
また MFクラウド も freee も、無料期間があるので、よくわからない人は両方共いちど体験版で利用することをオススメします。
おすすめの会計ソフトは?
わたしはFreeeと MFクラウド の2種類でずっと迷っていましたが、 freee にしました。
Freeeにした理由
- 開業届なども自動で作成してくれる
- 請求書なども項目を埋めるだけで作ってくれる
- 簿記などの知識がなくてもなんとかなる
映像の仕事をしていると請求書の管理なども発行したものなどを管理する手間や、ポスプロなどで仕事しているときなどにサクッと請求者の管理などが出来るのが魅力です。
freee の場合は開業届を出してすぐにFreeeカードという個人事業主向けのクレジットカードを申し込みできたりと開業からの手続きが簡単なところが決め手になりました。
それにどうしても請求書などが煩雑になるのを一つにまとめて置けるのも私の中で大きなメリットになります。
ココがポイント
【開業→事業主用クレジットカード→確定申告】まで一気通貫でいける
一方、は、どちらの会計ソフトにも自動でネットバンクなどとの連携機能はついているのですが、自動連携としての機能はの方が充実しています。
MFクラウド確定申告で連携できるサービス
- 各種銀行
- 各種クレジットカード
- クラウドワークス
- ランサーズ
- イーコンテクスト
- Coiney (コイニー)
- Square (スクエア)
- 楽天スマートペイ
- amazonの購入履歴
他にもマネーフォワードの会社が出している会計ソフトなだけあって、マネーフォワードで連携できるものはほとんどが連携できます。
いちいち領収書などをとっておいて仕分け作業をする必要がないのは MFクラウド の魅力と言えます。
もし、あなたの仕事の中心がクラウドワークスやランサーズでの仕事が中心なら MFクラウド の方をオススメします。
MFクラウド の場合はクラウドワークス、ランサーズの情報を連携することによって自動で取得してくれるのでかなり時短になります。
【MFクラウド】公式サイトへ
ただ、 MFクラウド は freee よりも会計の知識が必要なので、本当に右も左もわからないような状態だったり、開業届や請求書や見積書の管理などもまとめてやりたいなら freee を選ぶことをオススメします。
こんな方にFreeeはおすすめ
- 請求書などの管理もあわせてひとつのソフトでやりたい人
- 会計の知識に自信がない、もしくはよくわからない人
- 確定申告ができれば問題ないという人
デスクトップ型?クラウド型?どう違う?
クラウド型で足らなくなったら税理士に頼む
現在はデスクトップ型(PCにインストールする)とクラウド型(アプリやWEBブラウザで使う)に別れています。
デスクトップ型は会計ソフトとしてしっかりとできますがクラウド型でカバーできないくらいの規模になった時点で税理士に頼むのが一番だと思います。
デスクトップ型 | クラウド型 | |
対応OS | ソフトが対応しているOSのみ | Mac、Windows、iOS、android問わず |
対応デバイス | パソコン | パソコン、スマホ、タブレット |
支払い方法 | 購入時一括 | 月払い、年払い |
バージョンアップ | 有料(年に一度) | 無料 |
預金取引 | ほぼ手動のみ | 自動連携 |
ネットサービスとの連携 | ほぼなし | 対応 |
UIの複雑さ | 複雑 | シンプル |
現在クラウド型とデスクトップ型と呼ばれる会計ソフトに市場は別れています。
デスクトップ型の会計ソフトに代表されるのは
- やよいの青色申告
- みんなの青色申告
- Macの青色申告
- 勘定奉行
といったソフト郡になっています。
デスクトップ型はPCにインストールをして使うという、わずらわしさがありますが、サポートの充実さなどがクラウド型にはない魅力です。
例えば弥生会計などでは初心者からプロまで幅広くカバーしていて、会計の会社などでも導入されていたりするので規模感などによって使い分けをすることが出来る点で勝っています。
一方クラウド会計型のソフトでは
- Google出身の人たちが中心になって立ち上げた『Freee』
- マネーフォワードが提供している『MFクラウド』
が代表的なサービスになります。
小規模の事業所や個人事業主やフリーランスでも利用できるように煩雑なインターフェースなどもなく、ネットサービスとの連携ができるなどスタートアップや少人数の会社での利用をするのに最適です。
注意ポイント
年の収入が8桁(数千万)などになるようだったら、個人で管理するのにも限界が来るので税理士を利用することをオススメします。
節税対策などのアドバイスも受けられるし、悪意なきトラブルになってしまうことも避けられるためです。
ココに注意
デスクトップ型を購入する際はOSが対応しているかどうか気をつけよう。macの人がwindows対応のソフトなどを買ってしまった際は色々とめんどくさくなります
クラウド型の会計ソフトでオススメなのはFreee?MFクラウド確定申告?
おすすめの会計ソフトは?の項目でもある程度説明はしましたが、クラウド型の『Freee』と『MFクラウド会計』の2種類を、
もっと具体的に提供しているサービス内容を見てみましょう
Freee | MFクラウド確定申告 | |
月額料金 | スタータープラン:980円/月 | ベーシックプラン:800円/月 |
サポート機能 | チャット・メール | チャット・メール |
請求書・見積書・納品書作成 | ○ | ✗(別サービス月500円) |
特徴 | 基本的な記帳、ファイル保存(月5枚まで)、確定申告の書類出力、決算書作成 | 多様なサービスとの自動化連携・確定申告の書類出力、決算書作成 |
大きな違いとしてあるのは freee の場合はスタータープランで請求書や見積書などの作成がある点です。
一方、 MFクラウド の場合はマネーフォワードのノウハウを活かした幅広いサービスの連携になっています。
MFクラウド の場合は請求書の作成をする場合は別サービスでの利用をすることになるので多少割高になりますが、クラウドワークスやランサーズでの利用をメインとしている方などは必要がないので MFクラウド のほうが便利だったりします。
ただ、使いやすさという点では freee は簿記や会計の知識がなくても大丈夫ということを謳っているだけあってとりあえず青色申告をしたいという人にはとても大きな力になってくれると思います。
ココがポイント
請求書の作成が必要な人はFreee、クラウドワークスなどのサービスで収益を上げている人はMFクラウドを選ぶ
結局どっちを選べばいいの?
私は freee をオススメします。
最初の方にも書きましたが、 MFクラウド とともに無料期間があるので、決めきらない方はお金はかからないので体験版を試してください。
規模が大きい人は税理士に丸投げするのも手
ある程度以上の収入になっていたり会計処理などをするのがきつい人などがいれば税理士に頼むのも手です。
日々、会計ソフトなどで会計処理などをしている人であったら5-10万円ほどで確定申告の処理をしてもらえます。
丸投げをしたとしても税理士にお願いするのも、そこまでバカ高いわけではないですし、後述する税理士にお願いするメリットもあるので一度話だけでも聞いてみるといいと思います。
とは言っても、税理士にお願いするのの相場っていくらぐらいなんだよ?っていう不安があると思いますので、ざっとした相場を用意してみました。
税理士への依頼の金額は
売上規模×会計ソフトへの入力の有無
で金額が変わります。
相場 | ||
年間の売上 | 自分で会計ソフトへの入力する場合 | 会計ソフトなどの入力をお願いする場合 |
500万円未満 | 5万円〜 | 10万円〜 |
500万円以上1000万円未満 | 7万円〜 | 15万円〜 |
1000万円以上3000万円未満 | 10万円〜 | 20万円〜 |
3000万円以上5000万円未満 | 15万円〜 | 25万円〜 |
5000万円以上 | 相談 | 相談 |
税理士におねがいすることで、年間に数十件、数百件とこなしている税理士から、しっかりと税金などの漏れがないかのチェックをしてもらえるというのは税理士にお願いする大きな利点になります。
また節税対策や、自分では経費にできないと思っていたものを経費にできたり、逆に経費にできると思っていたものが経費にできないと言われたりと税務署に突っつかれないという安心感だけでも払う価値はあるのではないでしょうか?
税理士を頼むときはきちんと比較検討をして申し込むことを忘れないようにしてください。
でも税理士ってどうやって探せばいいんだよ
という方には 確定申告に強い税理士を探す サービスもあります。
『青色申告のメリット』や『確定申告を税理士に頼む費用』、『個人事業主が節税のために知っておくべき節税項目』など理解しておきたい専門知識を解説しているページがあるのでぜひ読んでみてください。